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意外と良いぞ!Panasonic RP-THX9

 本当に久しぶりにヘッドホンを買ってみた。

 ヘッドホンはUltrasone Edition9 と DENON AH-D700、イヤホンはultimate ears ue11proで満足しているので、もうよほどでないと新しいものを買おうとは思わなくなっています。

 一方で、ヘッドホンとかの改造も面白いのでやっているのですが、PanasonicのPR-THX7のハウジングにSONYのMDR-CD900STのドライバーを入れた改造をやっています。ちょっとレトロなTHX7のハウジングに端正な900STの音を目指したのですが、低音が全然出ずに困ってしまい、結局ネットワーク回路(中音低減フィルター)を入れてなんとかそれなりの音になってきました。
 でも、問題はTHX7のイヤーパッドで、少し硬いビニール素材のイヤーパッドは低音を抑えてしまいます。仕方なく900STのイヤーパッドを無理やり付けていました。

 ところが、お店でTHX9を見たら、イヤーパッドが柔らかい素材になっています。昔からなのか、最近変わったのか不明です。Panasonicは同じ品番で黙って改良するから太刀悪いです。

 で、このTHX9のイヤーパッドをカスタムヘッドホンに付けようと買ってみたのですが、、、
これって、単体で結構良い音します。
 音の分離は少し悪いものの、周波数特性的には、好みの音のストライクゾーンです。

ということで、Edition9 D7000 HTX9 HTX7改の周波数特性を取ってみました。

ダミーヘッドは自分の頭+耳。ソニーの小型コンデンサーマイクを耳に突っ込み特性を取っています。高音の暴れは耳の中の反射音の影響ですので、均してみていただければと思いますが、強調したいのは、1kHz以下の特性です。

Headphon_2


すべて、1kHz辺りから下で300Hz~500Hzで数dB~5dBダウンし、
更に低音に向かって持ち上がり、1kHz比5dBくらいのピークを持っています。

editon9 D7000は50Hz辺りまで伸びていますが、他のふたつは100Hzくらいかから低音は減衰しています。

editon9とD7000だとD7000の方が低音が伸びると言われていますが、これはおそらく、D7000の300Hzあたりの落ち込みがそのように聞こえる原因だと思います。
Edition9は500Hzで少し落ち込んでいるものの、200~300HzではD7000より5dBほほど音圧があるので、中低域の割に低域が伸びてないように聞こえるのだと思います。

しかし、今回、ue11prを含めて、自分の好みの音が非常に似通った周波数特背を持っていることを改めて実感しました。

1KHz辺りから上の音圧が高く、それより下は5~10dB落ちているヘッドホンやイヤホンを見かけますが、そういう繊細な、大人しい音はどうも好みではないようです。
(例えばって、例を上げるのはやめておきます)

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音楽」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

>D7000の方が低音が伸びると言われていますが

にけさんはスピーカーの測定もされていたのでご存知とは思いますけれど、
周波数バランスに加えて、最低共振周波数の違いによるのではないかとも思います。

実測するとD7000はおおよそ30Hzという異様な最低共振周波数の低さゆえローエンドはエラく伸びているようです。Q値も高く結構ユルユルな様子。
editon8の場合は60Hz前後でヘッドホンとしてはかなり低めの値ですし、Q値も低めでダンピングはこっちの方が効いているように見えます。
D5000とかD7000は「無難」のように言われることも多いかと思いますが、設計は相当ユニークというか凝ったものかもしれませぬ。
自分は少なくもD7000ほど最低共振周波数の低いヘッドホンは知らないです。

なんだか「だからどうした」って話で失礼しました。

投稿: ソノベ | 2009.10.13 00:30

ソノベさん>
こんばんは。
共振周波数ですか。インピーダンスの周波数特性を測ればわかる電気的なものでしょうか?
それともハウジングの物理的寸法による共振周波数でしょうか?
多分大きさ的に後者ではないと思いますけど。

Q値の件は書き間違いでしょうか?Q値が高い=ダンピングファクターが効いているですよね?あれ?違いしたっけ?専門外なので間違いがあったら失礼。

まあ、とにかく、周波数特性だとか、位相特性だとかだけでは、オーディオの音は語れないようなので、困ります。
何か新しい測定項目が必要なんだと思います。

それとは別に、D7000はほんとに心地よい音ですね。
寝るときに使うと、すぐに寝れます(笑)

投稿: にけ@横浜 | 2009.10.13 01:02

以下取りとめも無く長文で失礼します。(簡潔にまとめる能力がなくってすみません。)

>共振周波数ですか。インピーダンスの周波数特性を測ればわかる電気的なものでしょうか?
そのとおりです。電気的なインピーダンスの変化を測定することで電気的、機械的な原因で生じる振動系のQ値(共振の鋭さ)を見積っていることになります。
(スピーカーならエンクロージャにドライバを収めると、Q値の変化が容易に観測できます)

>Q値が高い=ダンピングファクターが効いているですよね
あ、これはちょっと違うと思います。ダンピングファクタとQ値は別個のものと考えた方がよいかと思います。

Q値が高い=鋭く共振してしまう状態なので、該当の周波数では制動が効かずにボヨヨンとずっと振動が止まらないってことで、
一方ダンピングファクター(DF)は、ボイスコイルに生じる逆起電力を如何に有効に制動力として生かせるか?という目安で、
DF=スピーカーのインピーダンス/アンプの出力インピーダンス
で定義されているので、「DFが高い方が、ボイスコイルで生じた同じ逆起電力を、より多くの電流、最終的にはローレンツ力(制動力)に変換できる」ってことだと思ってます。

>まあ、とにかく、周波数特性だとか、位相特性だとかだけでは、オーディオの音は語れないようなので、困ります。
測定の弱点というと(測定精度の問題以外には)、例えばインパルス応答による解析は、非線形性が大きい場合は成立しないって問題なんかがあると思います。
人間の耳が非線形性に敏感ならかなり測定と相関をとるのは難しい・・・のかも知れないですね。

あとは何を語りたいのかにもよるのかなあとも思います。
自分の場合は「あんま自分のことだけ語っても、他の人には面白くないかもなあ・・・」って思ったりするんです。

投稿: ソノベ | 2009.10.14 00:17

ソノベさん>
色々詳しく教えていただきありがとうございます。

>自分の場合は「あんま自分のことだけ語っても、他の人には面白くないかもなあ・・・」って思ったりするんです。

これは、このブログに対して?
まあ、個人のブログですから、それでいいのかなと思っています。
客観的な測定結果だけならそういうサイトもありますし。
それに映像なら専門ですから客観的に評価する知識もありますが、
音響は詳しくなので、かなり偏った主観だけになってしまっています。

投稿: にけ@横浜 | 2009.10.14 06:47

>これは、このブログに対して?

いえ、そうではありません。
単に自分は測定もアップすると他の人にとっても面白いかもしれない、って思っているというだけです。

現ににけさんは周波数特性を実際に測ってみて、ラフなところでは測定でわかるけれど、測定「だけ」では音は語れないようだ、という内容ですよね。
これは全くそのとおりだと思うんですよ。

投稿: ソノベ | 2009.10.15 00:30

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