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AF特性 1DMarkIII vs 5D

 1DMarkIIIのAFが良くないとかいう記事が海外から流れてきて、アンチキヤノンの攻撃にあってます。色々な症状があるようですが、天気の良いときにAF精度が悪く、曇りのときにAFが合うとか書いてあったような気がします。
 これは、、、、忌々しい30Dの記憶がよみがえります。色温度でAFのピント位置が滅茶苦茶動くんです。これで問題なしとしているキヤノンの姿勢にはキレそうになりました。
 ようやく、太陽光でばっちり合うように調整してもらったのですが、子供の演奏会でハロゲン照明だったら、全部前ピンで全滅だったです。しかし、このときには、1DMarkIIIを予約していたのでもう少しの我慢と思って耐えたものです。
 ということで、色温度によるAFの精度を検証してみました。30Dで苦しんだのでコツはつかんでいます。色温度を変えなくても被写体の色を変えると変化量の予想がつきます。今回は5Dとの比較をしてみました。

 パソコンで中央のAFターゲットの色を青、緑、赤に変えて、AFのピントずれを確認します。通常光でAFはほぼ合っています。
 上が5D、下が1D3です。どちらも、緑の被写体ではジャスピンに近くなり、青では後ピン(画面右でピントが合う)、赤では前ピン(画面左でピントが合う)という傾向になっています。

5drgb

1drgb

 しかし、5Dより、1D3のほうが移動量が多いようです。縦に赤チャートと青チャートを並べてみました。上が5D。下が1D3。

5d

1d

 色温度(この実験は被写体の色ですが)によるAFのピントずれは、1D3の方が3倍くらい大きいです。手元に30Dがないので、それとの比較はできませんが、5Dが比較的優秀であることはわかります。ピントに関しては5Dは凄く優等生で、30DでAF精度が出ないレンズでも5Dではジャスピンになることはよくありました。
 さて、この1D3の特性は果たして問題になる程度なのでしょうか?

 しかし、人が散々色温度によるAFのピントずれをブログで書いているし、サービスセンター、修理センターで苦言を言っているのに、直す気がないんですね。これにはちょっとがっかりです。

まあ、しかし、30Dのときのように、調整に出すとハロゲン光で調整されて、屋外では使い物にならないということがないからまだ救われます。自分でAFマイクロアジャストメントで調整すればいいのですから。(しかし、これはこれで、ズームのテレとワイドで両方合わすことが出来ないなどの問題も出ています)

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デジカメ」カテゴリの記事

コメント

興味深い実験だと思います。私も30Dですが、光源によってはピントが駄目です。おっしゃるように、30カットぐらいがほとんどピンぼけだったこともあります。5Dはキャノンの中ではそんなに優秀なんでしょうか。ニコンとの比較も興味がありますが、今はお持ちでないのですよね。また、お邪魔します。

投稿: naka | 2007.06.22 22:45

はじめましてこんばんは。
にけさんのブログはいつも参考にさせて頂いてます。有意義な情報ありがとうございます。
私もちょうど今MK3で光源を変えてのAFテストをしていまして、行き詰っておりました。
MK3はかなり光源による影響を受けるようです。st-e2+580exによるAF補助光でのテストもしましたがこれがかなり後ピンでした。順序としては、
前ピン ハロゲン→蛍光灯→AF補助光 後ピン
という感じでかなり移動します。
さらにAFのばらつきがあり8枚に一枚程は使えないぐらい外れます。(マネキンを使って人物撮影のテストです)
初期不良交換した2台目で1台目よりはましなのですが、期待はずれです。
ズームでの調整もおっしゃるように端と端で難しい。光源の影響も大きいとなると・・
1の名を冠した製品がこれでは・・正直手放すことも考えています。
しばらくは5Dがメインになりそうです。

投稿: DD | 2007.06.23 00:38

実験ありがとうございます。光源そのものじゃなくても被写体の色を変えての実験でも良かったのですね。
それにしても、やはり5Dよりズレは大きかったですか…色温度への反応だけでなく、AIServoで背景に抜けがちな点なども、合焦速度を上げるためのしわ寄せが来たのかもしれないと思う昨今です。

投稿: だぶる☆えっち | 2007.06.23 01:26

はじめまして
いつもすばらしい実験結果をあげられていて
楽しみに拝見させていただいてます。

今回の実験では、
画面全体に占めるターゲットの面積の割合を
5Dの時と1DMarkIIIの時とで揃えて
(5Dの方が1DMarkIIIより長い焦点距離のレンズを使って)、
実験を行われたという認識でよろしいでしょうか。
もしそうである場合、
センサーサイズが大きい(より長い焦点距離の
レンズを使用している)5Dの方がAF誤差に
対して寛容になります。
(このことが巷で5DのAF精度が高いとされて
いる要因だと思います。)

レンズの焦点距離を揃えて同様の実験を
行えば、5Dと1DMarkIIIで性能は変わらない
結果になると思います。

投稿: TW | 2007.06.23 07:41

にけさん、初めまして。
とても興味深く拝見いたしました。

私はニコン使い(D200)ですが、とても対岸の火事とは思えず、同じようなことを試してみました。
しかし、確認が目視だからだと思いますが、ピンズレを見つけることができませんでした。

きっと、世の中の人は「何か変だな~」程度で気が付かない人も多いんでしょうね。
自分もその辺がニブイ人間です(汗)。

投稿: NI | 2007.06.23 09:07

その後、にけさんのチャートを使い色温度によるテストをしていましたが、あまりにも焦点位置がばらつくので自分でチャートを作りテストしたところ、今までのばらつきがうそのように安定し、色温度による影響もほとんど無い状態になりました。
推測でしかありませんが、配布されているチャートはかなりピントあわせには向いていないターゲットパターンなのではないでしょうか。
いわゆるAFが不得意とするパターンなのではと思います。
ただしマーク3のAFにまったく問題が無いわけではありません。
ご検討ください。

投稿: DD | 2007.06.24 22:13

nakaさん>
僕の認識の中では30DはAFの性能が悪いと思っています。ニコンは良かったと思うのですが、ニコンを売ってから、AF精度の問題が気になりだしたので、試していません。残念です。

DDさん>
AF用のパターンを変えられたとのことですが、興味があります。メールでもいいので教えてもらえませんか?今のパターンがどう悪いのかも検討したいと思います。

だぶるえっちさん>
結局高速にAF合焦しようとして、5Dの合焦アルゴリズムと違うのかもしれません。そこまでは知る由がありません。

TWさん>
被写界深度の問題と、ジャスピン位置の問題は別問題です。今回の実験はジャスピン位置のみを測定していますので、レンズの焦点距離の問題や、それによる被写界深度の問題とは関係ないと思っています。

NIさん>
D200はピントが凄く良く合った覚えがあるので、おそらくニコンとキヤノンでは基本的なアルゴリズムに違いがあるのだと思っています。D200が手元にあれば、比較実験が出来るんですけどね。

投稿: にけ | 2007.06.25 08:22

安定したと言うAFパターンは基本的ににけさんのプラスティック削りだしのものと同じです。
また安定したと言ってもずれないわけではありません。
配布されている円が書いてあるものは特にAF補助光で大きくずれました。そして同じ条件で撮影してもピント位置のばらけが大きく「AFに向いていないパターン」なのではと思った次第です。

投稿: DD | 2007.06.25 12:49

DDさん>
どうでしょうねぇ。パターンがカメラと平行に置かれていれば、そんなに変わらないと思いますけど。
白線2本のパターンはキヤノンでも調整に使っていますが、1D3の実験中に大きな問題があることがわかりました。中央センサーでAFしていると、パターンが縦線の場合と横線の場合でAF精度が違うんです。
これはAFセンサーの縦センサーを使うか、横センサーを使うかによる差のようです。
最近はチャートでの実験のときは、文字を書いた中央パターンを使ったり、細かいランダムなテクスチャーを使っています。

投稿: にけ | 2007.06.25 18:39

>どうでしょうねぇ。パターンがカメラと平行に置かれていれば、そんなに変わらないと思いますけど。
パターンはカメラと平行にしていましたが私にもはっきりと原因は分りません。
ただ今までも連続した模様などで時折大きくはずす経験をしています。
不思議ですがコントラストがあってもAFが不得意とするパターンはあるようです。
それと顔がくっきりと書かれたマネキンの目にあわせたテストでもあまりよくない結果でした。
にけさんのおっしゃることと通じるかもしれませんがカメラの向きを横で目に合わせた場合と、縦で目に合わせた場合では縦であわせたほうが安定しました。

投稿: DD | 2007.06.25 19:08

私の書き方が悪かったため、言いたかったことが伝わっていないようです。

ズームレンズで、同じ距離離れて撮った場合、テレになるほど照明の違いによるピンずれが少ないと感じられたことはございませんでしょうか。

ちょうど、

http://www.canon-dslr.net/digi_bbs/wforum.cgi?list=tree&no=46789&mode=allread#46847

> ワイドに成る程、被写体距離が伸びるほどズレます。

という投稿も、そのようなことを感じられての投稿であると思われます。

5Dと1Dmk3で対象を同じように写す場合、5Dの方が長い焦点距離のレンズを使うことになるので、
5Dの方がジャスピン位置が良好になることは当然なのです。

今回の実験のような、5Dと1Dmk3のAF精度の違いを見たい場合、両方のレンズの焦点距離をそろえて行うべきと思います。
(もし、そろえて行われていて、上記の結果なのなら5Dたいしたものです)

投稿: TW | 2007.06.25 20:34

TWさん>
そういうことでしたか、わかりました。
焦点距離が長いほど、被写体面のずれは焦点面で大きく出るから敏感に調整できるのは当然ですね。
そういう見方もあると思うのですが、現実的には、被写体を同じように写すために焦点距離を変えるのですから、こういう見方もあるのだと思います。

ようは、撮像面が小さいのなら、その分精度の高いAFを用意しないといけないよということだと思います。

ただ、もうひとつ注意しないといけないのは、色温度によるピントずれが0であるなら、レンズの焦点距離を変えても、色温度によるピントずれは0のまま変わらないだろうということです。

 30Dは明らかに使えないくらいに色温度でピントがずれました。5Dや1D3は充分に使えるレベルに収まっていると思っています。

投稿: にけ | 2007.06.26 00:49

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